Q 救急車を呼ぶのはどのようなときですか?
A 病院などに緊急に搬送する必要があり、他に搬送手段がない場合
具体的には
- 意識がない
- 胸痛・冷汗
- けいれんが5分以上止まらない
- 呼吸が極めて困難になっている
- 激しい痛み(腹痛・頭痛)
- 大量の出血
- 広範囲のやけど
などの場合
救急車が本当に必要かどうかよく考えてください!
●軽い病気やけがで緊急搬送の必要がない場合
救急車で来院したからと言って、病院で早く診てもらえるわけではありません。病院の受付では、患者さんの症状を確認して重傷で緊急に処置が必要な患者さんから治療します。
●救急車の誤った利用例
- 早く診察してもらえる
- 今日、受診予約を入れている
- 自家用車がなく、タクシーだとお金がかかる
- どこの病院に行けばいいのかわからない
など・・・大切な命を救うため、安易な救急車の利用は避けましょう。
★緊急でない場合は、まずは、かかりつけ医へ
119番は緊急回線です。
救急車・消防車の出動要請以外には、利用しないでください。
救急車を必要とする人のために、適切な利用を心がけましょう。
119番通報の仕方[緊急の場合]
「119番」に電話すると・・・
消防署から次のような聞かれ方をします。
落ち着いてゆっくりと答えてください。
・火事ですか?救急ですか?
→救急です。
・住所は?名前は?
→〇〇市〇〇町、中津太郎です。
・どうしましたか?
→子供の意識がありません。
・かかりつけの病院はありますか?
→〇〇病院の内科に〇〇病でかかっています。
・電話番号は?
→〇〇-〇〇〇〇です。
・近くに目標となるものはありますか?
→近くに〇〇郵便局があります。
(できるだけ、大きな目標)
救急車がくるまでに
- 落ち着いて、できる範囲の応急手当てをしてください。AED(自動体外式除細動器)が、近くにあれば持ってきてもらいましょう。
- 容体が急変したら、再度119番通報してください。
- 健康保険証や診察券を用意してください
- 服用しているお薬、またはお薬手帳がある場合は用意してください。
救急車が到着したら
- 可能ならば救急隊を案内してください。
- 自分で行った応急手当の内容を救急隊員に伝えてください。
- かかりつけ医院(病院)と既往歴を救急隊員に伝えてください。
AED「自動体外式除細動器」とは
この「医療ナビ」には各市町のAED設置場所にマークを記載しています。各消防本部では、AEDを使用した救急救命講習会等も行っていますので、お気軽にご相談ください。
救急車の利用方法や救急救命講習会等については、各消防本部にお問い合わせください。